ジェントルマックスプロとジェントルマックスプロプラスは、どちらもシネロン・キャンデラ社の医療用レーザー装置です。
名前が似ているため、
- 「ジェントルマックスプロとプラスは何が違う?」
- 「Pro Plusの方が脱毛効果も高い?」
- 「医療脱毛を受けるならどちらを選ぶべき?」
と迷っている方も多いでしょう。
結論からいうと、基本的なレーザー構成は共通していますが、ジェントルマックスプロプラスは、より大きなスポットサイズに対応するなど、施術効率を高める方向に進化しています。
一方で、「Plusなら必ず脱毛効果が高い」「Proでは効果が劣る」と単純に判断することはできません。
この記事では、ジェントルマックスプロとジェントルマックスプロプラスの違いをメーカー公式情報・医療機器情報をもとに比較し、医療脱毛を検討する際にどちらを選べばよいのかを解説します。
この記事でわかること
- ジェントルマックスプロとプラスの具体的な違い
- 2機種に共通する性能
- スポットサイズや照射効率の違い
- Pro Plusの方が脱毛効果が高いのか
- 痛みに違いがあるのか
- 結局どちらを選べばよいのか
- クリニック選びで確認したいポイント
ジェントルマックスプロとプラスの違いを比較
まず、2機種の主な仕様を比較します。

| 比較項目 | ジェントルマックスプロ | ジェントルマックスプロプラス |
|---|---|---|
| メーカー | シネロン・キャンデラ | シネロン・キャンデラ |
| 医療機器承認番号 | 23000BZX00128000 | 30200BZX00304000 |
| アレキサンドライトレーザー | 755±5nm | 755±5nm |
| Nd:YAGレーザー | 1064±3nm | 1064±3nm |
| 最大フルエンス | Alex 150J/cm²・YAG 200J/cm² | Alex 150J/cm²・YAG 200J/cm² |
| スポットサイズ | 1.5~24mm | 6~26mm |
| パルス幅 | 0.25~100msec | 0.25~100msec |
| 繰り返し周波数 | 最大10Hz | 最大10Hz |
| 冷却方式 | DCD | DCD |
| 大口径スポット | 最大24mm | 最大26mm |
| 主な特徴 | 2波長+DCDを備える | 基本性能を継承し、大口径・高速照射を強化 |
※スポットサイズにはオプション品を含みます。実際に使用できるサイズや設定は医療機関の導入構成等によって異なります。
※2026年9月確認。シネロン・キャンデラ公式製品情報およびPMDA公開資料をもとに作成。
比較すると、2機種の最大の違いは「レーザーの種類」そのものではなく、Pro Plusで大口径スポットなど施術効率に関わる部分が強化されている点です。
違い① Pro Plusは最大26mmのスポットサイズに対応
ジェントルマックスプロは最大24mm、ジェントルマックスプロプラスは最大26mmのスポットサイズに対応しています。

スポットサイズとは、1回の照射でレーザーを当てる範囲の大きさです。
Pro Plusではより大きなスポットを使用できるため、背中や脚など広い範囲を施術する際の効率向上が期待できます。
メーカーもPro Plusについて「最大26mm径」のスポットサイズと、大口径での施術時間短縮を特徴として掲げています。
ただし、「スポットが大きい=必ず脱毛効果が高い」という意味ではありません。
実際の施術では、部位、毛質、肌状態などを確認しながら医療従事者が適切な設定を判断します。
違い② Pro Plusは大口径での高速照射が強化されている
Pro Plusについてメーカーは、最大26mmの大口径スポットに加え、繰り返し周波数を3Hzに強化することで、広範囲の治療時間を短縮できると説明しています。
ここで注意したいのが、インターネット上で見かける、
- 「Pro=最大2Hz」
- 「Pro Plus=最大3Hz」
という比較です。
メーカーの現行製品仕様表では、両機種とも繰り返し周波数は「最大10Hz」とされています。
したがって、機器全体の最大周波数を「2Hz対3Hz」と単純比較するのは正確ではありません。
Pro Plusの特徴として見るべきなのは、大口径スポットを使用した施術における高速化・効率化です。
違い③ Pro Plusには最大26mmまで対応する新しいデリバリーシステムがある
Pro Plusには「GLX™ Delivery System」というデリバリーシステムがあります。
メーカーによると、1本のアプリケーターで12~26mmのスポットサイズをカバーでき、ファイバーやハンドピースを交換することなく使用できます。
メーカー公表値では、従来方式との比較で患者ごとの切り替え時間を81%、施術時間を21%短縮したとされています。
ただし、この数値は脱毛効果が21%高くなるという意味ではありません。
あくまで施術・切り替えの効率に関するメーカー公表値として理解してください。
ジェントルマックスプロプラスの特徴や性能をさらに詳しく知りたい方は「ジェントルマックスプロプラスとは?効果・特徴を解説」もご覧ください。
ジェントルマックスプロとプラスに共通する点
違いばかりに目が向きますが、医療脱毛を選ぶうえでは共通点も重要です。
755nmと1064nmの2波長を搭載
両機種とも、
- アレキサンドライトレーザー:755nm
- Nd:YAGレーザー:1064nm
という2種類のレーザーを搭載しています。
つまり、Pro Plusになったことで「まったく別のレーザー方式になった」わけではありません。
YAGレーザーの特徴について詳しくは「YAGレーザーとは?」で解説しています。
最大フルエンスの公称仕様は同じ
メーカー公式の現行仕様では、両機種とも、
- アレキサンドライトレーザー:最大150J/cm²
- Nd:YAGレーザー:最大200J/cm²
です。
したがって、「Plusだから最大フルエンスが単純に高い」という説明は適切ではありません。
一方、メーカーはPro Plusについて、ラージスポットサイズで選択できるフルエンスの向上を特徴として説明しています。
DCDによる皮膚冷却
両機種ともDCD(Dynamic Cooling Device)を搭載しています。
レーザー照射直前に寒剤を吹きつけて皮膚表面を冷却する仕組みです。
Pro Plusの方がジェントルマックスプロより脱毛効果は高い?
「Pro Plusだから必ず脱毛効果が高い」とは言い切れません。
Pro Plusは最大26mmのスポットサイズや大口径での高速照射など、施術効率に関する機能が強化されています。
しかし、両機種とも755nmと1064nmの2波長を搭載し、メーカーの現行仕様上の最大フルエンスも同じです。
実際の脱毛結果には、機種名だけではなく、
- 使用するレーザー波長
- 照射設定
- 毛質や毛量
- 肌質
- 施術部位
- 毛周期
- 施術回数
など複数の要素が関係します。
したがって、「Pro Plusでなければ効果が期待できない」と考える必要はありません。
一方、Pro Plusの大口径スポットや施術効率の向上に魅力を感じるのであれば、Pro Plusを導入しているクリニックを選択肢に入れる価値があります。
脱毛効果や必要回数については「ジェントルマックスプロは効果ない?効果・回数・経過を解説」もご覧ください。
ジェントルマックスプロとプラスで痛みに違いはある?
機種名だけで「Pro Plusの方が痛くない」と断定することはできません。
両機種ともDCDを搭載しており、レーザー照射直前に皮膚を冷却します。
ただし、医療レーザー脱毛で感じる痛みは、使用する波長や照射設定、部位、毛の太さ、肌状態などによって変わります。
そのため、痛みが心配な方は「ProかPlusか」だけでなく、
- 麻酔の有無と料金
- 痛みが強い場合の対応
- 照射設定の調整
- テスト照射の可否
などもクリニック選びで確認しましょう。
痛みについて詳しくは「ジェントルマックスプロは痛い?痛みの程度と対策」で解説しています。
結局どっち?ジェントルマックスプロとプラスの選び方
ここまでの違いを整理すると、次のように考えると分かりやすいでしょう。
Pro Plusを検討しやすい人
- より新しい世代の機種を希望する
- 最大26mmの大口径スポットに魅力を感じる
- 広範囲の施術効率を重視する
- Pro Plusを指定できるクリニックが通いやすい場所にある
ジェントルマックスプロも十分選択肢になる人
- 755nm+1064nmの2波長を重視している
- Proを導入している信頼できるクリニックがある
- 機種だけでなく料金や通いやすさも重視したい
- Pro Plusに限定することで選択肢を狭めたくない
機器の仕様だけを比較すればPro Plusには進化した部分があります。しかし、医療脱毛のクリニック選びでは「Plusなら無条件に上、Proなら下」と考える必要はありません。
施術内容、料金、機種指定の可否、通いやすさなどを含めて総合的に判断することが重要です。
ジェントルマックスプロ・プラスのクリニック選びで確認したい5つのポイント
機種を比較した後は、実際に施術を受ける医療機関を比較します。
確認したいのは、
- ProまたはPro Plusを実際に導入しているか
- 希望する機種を指定できるか
- 機種指定に条件・追加料金がないか
- 麻酔料金など施術料金以外の費用
- 通院できる場所・予約の取りやすさ
です。
特に複数の脱毛機を導入しているクリニックでは、「導入している」ことと「毎回その機種を指定できる」ことは同じではありません。
契約前に確認しましょう。
詳しい選び方は「ジェントルマックスプロ導入クリニックの選び方」で解説しています。
ジェントルマックスプロを検討する女性におすすめのクリニック
当サイトのおすすめ:レジーナクリニック
ジェントルマックスプロによる医療脱毛を検討する際は、導入機種だけでなく、料金、施術部位、麻酔対応、通いやすさなども含めて比較することが大切です。
当サイトでは、これらを総合的に確認したうえで、ジェントルマックスプロを検討している女性の選択肢としてレジーナクリニックを紹介しています。
レジーナクリニック公式サイトでは、ジェントルマックスプロとジェントルマックスプロプラスを含む複数の医療レーザー脱毛機の導入を案内しています(一部クリニックを除く)。また、要望に応じて機器を指定できるとしていますが、一部プランは機種指定の対象外です。
したがって、ProとPro Plusのどちらを希望する場合でも、契約前に希望院での導入状況と、選択するプランで機種指定が可能かを確認してください。
ジェントルマックスプロとプラスの違いに関するよくある質問
ジェントルマックスプロとジェントルマックスプロプラスの一番大きな違いは?
基本となる2波長のレーザー構成は共通しています。Pro Plusでは最大26mmのスポットサイズに対応するなど、大口径・高速照射による施術効率が強化されている点が大きな違いです。
ジェントルマックスプロプラスの方が脱毛効果は高いですか?
Pro Plusだから必ず脱毛効果が高いとは言い切れません。両機種とも755nmと1064nmの2波長を搭載しており、メーカーの現行仕様上の最大フルエンスも共通しています。脱毛結果は照射設定、毛質、肌質、部位、施術回数などにも左右されます。
ジェントルマックスプロとプラスはレーザーの種類が違いますか?
基本となるレーザーの種類は同じです。どちらも755nmのアレキサンドライトレーザーと1064nmのNd:YAGレーザーを搭載しています。
Pro Plusの方が痛くないですか?
機種名だけでPro Plusの方が痛くないとは断定できません。両機種ともDCDによる皮膚冷却機能を備えていますが、痛みの感じ方はレーザー波長、照射設定、部位、毛質、肌状態などによって異なります。
ジェントルマックスプロとプラスならどちらを選ぶべきですか?
機器の仕様ではPro Plusに大口径スポットなどの進化があります。一方、医療脱毛では機種名だけでなく、照射設定、料金、機種指定の可否、麻酔、通いやすさなども重要です。Pro Plusだけに限定せず、希望条件を満たすクリニックを総合的に比較することをおすすめします。
まとめ|Pro Plusは進化しているが、Proが劣るとは限らない
ジェントルマックスプロとジェントルマックスプロプラスは、どちらも755nmのアレキサンドライトレーザーと1064nmのNd:YAGレーザーを搭載した医療用レーザー装置です。
Pro Plusでは、最大26mmのスポットサイズや大口径での高速照射など、施術効率に関する機能が強化されています。
一方、両機種は2波長、最大フルエンス、パルス幅、DCDなど多くの基本仕様を共有しています。
そのため、
- 「Pro Plus=必ず脱毛効果が高い」
- 「Pro=古いから選ぶべきではない」
という単純な比較は適切ではありません。
医療脱毛を選ぶ際は、機種の違いを理解したうえで、料金、施術部位、機種指定、麻酔、通いやすさなども含めて比較しましょう。
ジェントルマックスプロの特徴・効果・痛み・料金などを総合的に確認したい方は「ジェントルマックスプロ完全ガイド」をご覧ください。
情報の確認について
本記事は、シネロン・キャンデラ株式会社の製品情報、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の公開情報、各医療機関の公式サイト等を確認したうえで作成しています。
医療機器の仕様、導入機器、料金、プラン、機種指定の条件等は変更される場合があります。施術を検討する際は、各メーカー・医療機関の最新情報をご確認ください。
最終確認:2026年9月16日
シネロン・キャンデラ「GentleMax Pro」
シネロン・キャンデラ「GentleMax Pro Plus」
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)|長期減毛・皮膚疾患用レーザー装置 GentleMax Pro Plus
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)|長期減毛・皮膚疾患用レーザー装置 GentleMax Pro
執筆者:アップストリーム合同会社
医療・ヘルスケア領域の事業承継・M&A、事業開発、マーケティング支援・コンサルティングに取り組んでいます。
美容クリニックをはじめ、医科・歯科の医療機関に関する調査・分析、事業支援の経験をもとに、医療脱毛に関する情報を公式サイト、公的機関、医療機器メーカー等の公開情報を確認したうえで発信しています。

